Webサイトを作るという仕事がもっぱらWordPressを使い倒すとう作業が最近のもっぱらの仕事になっていますが、最近、セキュリティに対しての意識も高まってきていることで、過去導入したCMSのアップデートなどの話がクライアントから積極的に出てきます。

ちょっと前までなら、「御社専用にカスタマイズしているので云々・・」ということで導入Ver.からアップデートしないという選択肢もありましたが、、
(※いや、実際カスタマイズしていたらアップデートの作業ボリュームって結構なボリュームになることもあるのですよね)

ということで、つい先日も「WordpressのVer.をあげたいんだけど!セキュリティ的にもなんかあげなきゃ!」という声をいただきました。
実際Wordpressがこれほど普及した定めか、攻撃対象のCMSとして目立っていることも確かですね。

さて、前置きが長くなりましたが、今回バージョンアップ対象となるWordpressにはいくつかPluginを導入していますが、qTranslateという多言語用Pluginが本体のバージョンに追随してアップデートしていない(開発停止状態?)影響で、これまでWordpress本体バージョンをアップデートできずにいました。
とはいえ、お客さんにこのままバージョンアップしないで運用してくれと言うのも忍びないので対応できるかどうかを調査したところ、あるじゃないですか後継となるPluginが!
どうやら、先に導入していたqTranslateは素の役目を終え、qTranslate-Xという新しいPluginに開発を引き継いでいるそうです。
参照:http://www.grooving-earth.com/qtranslatex/

ということで、スクリーンショットとるほどでもなかったので簡単にステップを。

Wordpress(3.8)&qTranslate(2.5.34)からWordprss(4.2.2)&qTranslate-X(3.3)へ

  1. qTranslateを停止
  2. WordPressのアップデート
  3. qTranslate-Xのインストール及び有効化
  4. テンプレート修正
  5. qTranslate-Xに関連するもろもろ。
補足

1〜2番までの作業は得に問題なく進めるとおもいます。
2番の作業後、管理画面が真っ白になるという現象に合いましたがerror_logからopen_basedirのエラーと分かったのでphp.iniのopen_basedirをコメントして無効化。改めて管理画面したところ問題なく表示・ログインできました。
3番も特に問題ないかと思いますが、qTranslate-Xを有効化したあと、管理画面の至る所でメッセージがでますが一旦スルー。
4番目qTranslateで使用していた関数が軒並み使えなくなるものの、以下修正で問題なく動作(エラー吐いてないんで多分大丈夫)
qtrans_getLanguage -> qtranxf_getLanguage
おそらく名前空間というか、関数の命名ルールで「qtrans_」から「qtranxf_」にしてるんだろうなと適当に推測。
5番目の関連諸々は、なんかちょっと上でも書いた管理画面に色々メッセージでるよ!ってことの対応ですが、多分「-X」になったことで色々オプション増えたよ!ってこと通知や、他のPluginと連携したら色々統合できるよって内容のメッセージだったのでそこは個人の判断で。

ということでバージョンアップできてよかった。